農業経営って分野の認識が・・・
中山間地の支援も当団体はしているのですが、中山間地域での主な産業と言えば農業がやはりメインになりますその次が畜産ではないかと思います
そこで今日はネット掲示板に
『機械投資は不要で
米作りしてみませんか?トラクター、田植え機など農業機械は、無償で貸し出しますので、お気軽に。
その他材料は、御負担になります。苗代、肥料代など。
場所はいろいろありますので、詳細は連絡してください。』
とあったので、この記載された方と合う約束をして説明を聞いてみました。
こちらの希望は、いつも通り一丁を無農薬手植え手刈りハゼかけで作りたいです
相手が側の条件がここではっきりするのですが、1丁ならいっぱいいっぱいで、米をもらう事はできないと思うので貸すことが出来ないでした。
できた米を貸すがわに収めてる代りに農機具や農地を貸すと言う事だったらしいです
米をどのくらい必要なのかと言う事は何も触れずの回答だったことを考えると、かなりの数を必要としていることが分かりますね、ここで1丁作ると言う事は話してあるので、通常80俵ができる計算です
いろいろお話をしてみると米をもらうことが前提なのでそれが出来なのならメリットが無いので貸せない、と言う事でした
最初から貸す気が無かったのかもしれないと疑いもかけられますが、まぁそこは交渉が下手だっただけと言う事でw
相手>どうやって米を作るのか
私>650×650の一本植え 一丁で3合籾だねがあればできる
相手>それできるのか?500Gの種なら種代だけでもかなり浮く・・(考え込む)
相手> 肥料は何を入れているのか?施肥管理は?
私>米ぬか、藁、などだけ
相手>追肥は?
私>追肥はしない
相手>防除は?いもちが出たらどうするのか?
私>光合成細菌やお酢で対応できる (株間と条間が開いているので病気になりにくいことはあえて言わない)
相手>手間がかかりすぎて当社では無理だ
私>そこが経営手腕よ~(いろいろ事例を出す)
相手>手植えは農地が広すぎて無理
私>田植え機が6条植なら3条植えで走らせれば良い。株間は30が機械設定でいっぱいだが条間は60になるので条件は近くなる
相手>30丁あるので なんたらかんたら言い訳が・・
私>そこが経営手腕(笑)当社では30キロ3万で売っていた時期もある(米を売るときの商品開発などなど)
そんなやり取りが続きました生産知識やその技術は当社よりはあると思われますが、商品開発販売と言うところの経営、知識が不足しているなと言う印象を受けました
若くてやる気も十分なのですが、大規模農家が陥る経営病と言えるところです
この情報だけでもお金になるぐらいの情報ですそのほかにも米作りの情報を渡してしまいました(笑)なぜこんな情報を出すのかと言うと、当社では敵を作るのではなくライバルとなる相手を育てて農業をもっと良いものにしていきたいと思うからです
現状農業は大規模化して大型機械を入れ、研修生と言う名前の奴隷を使って搾取して借金を返し足りなければ若い世代を農業に巻き込み安い労働賃金で搾取、こんな農業経営そう長くは続かないと考えています
当団体の考え方の一つとして農業は国防であると言う考え方があります
情報交換で相手側からの言い分と私たちが経験した事の相違?認識違い?情報違い?が少しあり驚いています
相手>田畑が欲しいと言う人がいない
私>貸して欲しい人は多くいるし私たちも探したが貸してやると言うところはほぼない、あっても条件が厳しすぎる
相手>田んぼをただでも貰って欲しいと言う人が多くいる(管理すると言う事も含む)
私>田畑つきの家が欲しい人は多くいるし私も探しているが出てこない
相手>田んぼを作りたいう人がいない
私>田んぼを作りたい人は多くいるし知っている
簡単に書いてもこれだけの情報が違うのです
最終的に現在私が住んでいる地域にも田んぼと家と倉庫を引き取って欲しいところがあるので紹介できると言われて
私>ぜひ紹介して欲しい
相手>紹介します
いまここw
こんな話になりました
情報の違いがこれではっきりとすると思います
田畑と家がわたしの所に来たら相手の情報が正しい来なければ情報が間違っていると言う事になります
大規模農業経営だと、常に何か新しいことするときに手間が無い、時間が無い、金がないと言う言い訳をする人が多いように思います
一部の田んぼを試験田、研究田として試しに何かするといった挑戦が出来ません
これは経営判断なので経営者の考え方次第です
同じコメでも誰に向けてどういった米を作りどう売るか
これが農家が出来ていない現状です
農家=生産者≠販売者ではない、大規模農家になると販売のプロではないのでここでつまずくのを多く見てきています 当然販路の確保は重要ですが自前で売ると言うのはほぼ無理です、今回もそうなんですが30丁を作って、販売戦略まで考えて販売をすると言うのは物理的に無理があります。なかにはたまたまお客が付き売れていると言う農家もありますがごく稀です
このあたりは分業が必要なところです 農協と言う組織が以前はこの部部を担っていたのですが利益追求になっているので今ではこの部分がほぼ皆無 地域の農協ではこれが出来ているところもあるようです
会社化するのなら生産部門と販売部門は独立させるべきです
問題解決にはその問題を細分化してきっちんと何が問題なのかを明確にして個別の対応するところから始めないと何も解決をしないと言う事が分かっています
新規農業を始める方の多くが途中挫折するのはここが原因ですし後継者が育たないのもこれが原因です
中山間地域の農業は経済の輪の中に居ない これを経済の中の輪に入れると言うところか始めないと何も始まりません
中山間地域活性のどこぞの偉い先生は定住者が増えている地域の特色として娘のところに婿を迎えUターンみたいなことを言っておられたがそこが問題ではない、外側から見ればそう見えるのでしょう、当団体は婚活から墓場までの商社なので地域に人が入ってこないはそこが問題ではないと言う事を知っていますし対策案もありますが、知名度や情報発信が下手すぎ(笑)お金がないのが一番なところですが、今回の出会いで田んぼの取得ができれば少しは活動の幅が増えるのですが・・・・・・単なるリップサービスだけの可能性がとても高いです。
最後に新規の農業経営についてのワークショップや農業経営とは何かというワークショップも開催しています
問い合わせはTwitter、Facebookなどからでも対応しています
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